ODAGIRIENNE bis

オダギリジョーに魅せられて

ODAGIRIENNE(オダギリエンヌ)とはフランス語で「オダギリ専門家、研究家、ファンの女性」という意味である。フランス語の読み方の規則に従えば、このスペルだと実は「オダジリエンヌ」という発音になってしまい、オダギリエンヌと読ませるためには、ODAGUIRIENNEにしないといけないのだが、そのへんはODAGIRIのスペルを崩したくないということで勘弁してもらおう。

『ルームロンダリング』感想(ネタバレなし)

監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋、梅本竜矢
出演:池田エライザ、渋川清彦、健太郎、光宗薫、木下隆行、奥野瑛太、つみきみほ、田口トモロヲ、渡辺えり/オダギリジョー

試写会で観た感想を軽く。主演の池田エライザも助演の健太郎もまったく認知していない俳優さんで、どんな映画なのか想像がつかなかった。「ワケあり物件、浄化します」は面白そうな内容だけれど、「こじらせてきた分だけ、幸せになれる」ストーリーはなんだか好みじゃないなあと思ったり。

なかなか面白いじゃないか!(上から?)というのがまず最初の印象である。池田エライザがはまり役。人生をこじらせているからといって、特に変わっているほどではなく、やや内向的な、とりわけ現代ならどこにでもいそうな普通の女の子であり、その立ち位置というか全体における主人公のあり方がとても自然で好感が持てる。芸達者で個性も強い助演陣の中に埋もれもせず、かといって目立ちすぎもせず、たいへんよかった。健太郎については、どうもピンとこない。使用メガネがまったく似合わず、変装でもしているかのような不自然さ。衣装も含めてこの役には向かないと思った。荷物運びだけやらされる男子との個性の差がはっきりしない。幽霊陣では渋川清彦が抜群によく、またこれで人気が高まるのではないかと思えた。渡辺えりはどうみても存在感がありすぎで、そこだけ印象が強すぎた。

脚本はまったく破綻がなく流れがスムーズで、むしろ達者すぎるのが嫌味なくらいだ。そういう意味では意外性には乏しい。予定調和が目立つということではなく、ザラザラしたひっかかりがほとんどないということ。「ハートウォーミング」がウリなので、それは意図してのことかも知れないが、コメディーにしては素直すぎる気がしないでもない。「ワケあり物件を浄化する」という面白い設定をもっと掘り下げたら、さらに面白かったのではないかなというのが勝手な感想だ。

オダギリは、こういう助演をやらせたら本当にうまい。ファンじゃない人が観たら、オダギリ?出てたっけ?と言いそうだ。個性的なヘアスタイルで目立ちそうなものだが、自分をフラットにする術をすっかり身につけていて、変な目立ち方をしていない。カッコ悪くはないが、カッコ好くもないというところか(笑)

(2018.6.11 ニッショーホールにて)

『ルームロンダリング』完成披露試写会

登壇者:池田エライザ、オダギリジョー、渋川清彦、健太郎、片桐健滋監督
MC:奥浜レイラ


ずいぶん応募したけれども、ひとつも当たらず腐っていたところ、友人から天使のお声がけをしていただき、舞台挨拶と映画を満喫してきた。会場は本当に久しぶりのニッショーホール。雨の中出足が早く開場30分前には相当長い列が出来ていた。会場ロビーにポスターが何枚も貼られただけのシンプルな完成披露。それだけに、アットホームな雰囲気で登壇者もリラックスしていたようだ。
キャストが登壇すると、渋川清彦にかなりの声援。映画でも良い味を出していたが、人気あるなあと思う。オダギリは相変わらずスタイリッシュ。優雅なワンピースに身を包んだ池田エライザと並ぶと、なんだかこの映画の完成披露とは思えないほどだ。舞台挨拶はオダギリの発言ばかり注目していたので、他の方の分はほとんどメモっていないことをお断りしておく。

エライザ:こんばんは。噂では、雨の中早い時間から並んでくださったそうで、本当にありがとうございます。

オダギリ:(喋ろうとしたが、マイクがONになっていないのに気づき)ごめんなさい!入れ忘れていました。オダギリです。よろしくお願いします。

MC:池田エライザさんとの共演で何か思い出はありますか?

オダギリ:えーと、あのー、特にないです(会場からは、やっぱりオダギリだという笑い)。すいません、無理やり出すと、撮影中に、フーーーーーーーーーーーーーフェレット?(ものすごく長い「フ」の音)、あ、ミーアキャットですか?!ミーアキャットをペットにしようかどうか、御子(エライザ)が悩んでいたのを覚えています。

渋川
:こんばんは。渋川です。人いっぱいいるな〜。パンクロッカーの幽霊役で、金髪は自分で染めました。監督があまり幽霊ぽくなくていい、普通にしてくれればいいと言うので、自然に演じていました。

健太郎:みなさん、こんにちは。今まで演じたことのない役で、コンビニ店員も初めて演じました。僕の役のキーポイントはメガネです。

MC:台本を読んでまずどう感じましたか?

エライザ:内容が母親との話なので、自分の母とのことを思いました。撮影に入って、渋川さんとの芝居で、初めてこれはコメディーかも知れないと思ったんです。

オダギリ:いやあ、感無量というか、監督ともう一人脚本を担当している梅本さんは昔から知っていて、梅本さんはサッカー仲間なんです。その二人が本を書いたというんで、1枚1枚大切に読みました。

MC:消したいこと、ロンダリングしたいことを教えてください(各人にあらかじめフリップに書いてもらってある)。

全員同時にフリップを見せるが、オダギリのは白紙。正攻法では来ないと思っていたが案の定だ(笑)
オダギリ:ちょうどペンがないといわれて…書きたかったんですけど(笑)

MC:黒歴史を消したいとかじゃないんですね?

オダギリ:(爆笑して)黒歴史の話なんですか?!何かを浄化させたり、ロンダリングしたいことはないなー。それに、ほんとにペンがなかったんです。

ここで芸人の松原タニシが登場。私は認識していない人だったが、事故物件に住むことをウリにしている芸人さんで、5年間に6軒の家に住んだそうである。

(2018.6.11 ニッショーホールにて)

金曜ドラマ「チア☆ダン」にオダギリ出演、7月放送開始

今朝出勤前に知った情報。またまたびっくりな連ドラ出演のニュース。地上波でやってくれるのがなんとも嬉しい。

・TBS公式情報ページ


【記事】
・オダギリジョー、ドラマ「チア☆ダン」でやる気ゼロのダメ教師役に挑戦!(映画.com)

・土屋太鳳主演「チア☆ダン」足立佳奈・堀田真由ら部員キャスト追加発表 オダギリジョーは先生役(モデルプレス)

・『チーム太鳳』17人集結!ドラマ「チア☆ダン」追加キャスト発表(サンスポ)

・オダギリジョーが“ダメ教師”に! 土屋太鳳版「チア☆ダン」新部員も決定(CinemaCafé)

・オダギリジョー、土屋太鳳主演『チア☆ダン』で新境地!ダメ教師役に(テレビドガッチ)

・オダギリジョー:「チア☆ダン」で顧問のダメ教師役 「今までにない新しい自分」
(MANTAN WEB)

・オダギリジョー『チア☆ダン』に顧問役で出演 土屋太鳳ら部員のユニフォーム姿も解禁
(オリコン)

・オダギリジョー「チア☆ダン」顧問に!爽やか学園ドラマで新境地(シネマトゥデイ)

・オダギリジョーが土屋太鳳主演『チア☆ダン』で“ダメ教師”に!(TV LIFE)

・土屋太鳳らドラマ『チア☆ダン』キャスト17名がチア衣装で勢揃い!オダギリジョーも顧問役で(RBB TODAY)

・オダギリジョー TBS7月期ドラマ「チア☆ダン」にダメ教師役で出演決定(ドワンゴジェイピー)

・オダギリジョー、『チア☆ダン』のダメ顧問に 福地桃子の出演も決定(クランクイン)

・オダギリジョーが学校の先生に!「今までにない新しい自分の中の可能性を感じる」(NewlWalker)


オダギリ主演「連続ドラマW イアリー 見えない顔」発表

この夏WOWOWで放送される「連続ドラマW イアリー 見えない顔」が発表になった。エキストラを募集していたのはこれだったのかな?
自由度の高い作品に出てくれるのは本当に嬉しいけれど、WOWOWじゃ見られない…残念すぎる。



アニメ『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』にオダギリ参加

オダギリがアニメ映画で声優を務めることが明らかになった。 スタジオポノックの新作プロジェクト『ポノック短編劇場』の第1弾『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』で、短編3作からなる映画で、8月24日(金)に全国公開も決まっているそうだ。 米林宏昌監督作品『カニーニとカニーノ』(15分)、 百瀬義行監督作品『サムライエッグ』(15分)、 山下明彦監督作品『透明人間』(14分)の3作だが、どれにオダギリが出るのかはまだ明らかではない。意欲的な企画ということで、オダギリは参加を決めたのだろう。

【Web記事】
・スタジオポノックが新プロジェクト「ポノック短編劇場」発表、第1弾を今夏公開(コミックナタリー)

・スタジオポノック新作「ちいさな英雄」8月公開、オダギリジョーや尾野真千子が出演(映画ナタリー)

・スタジオポノック新作『ちいさな英雄』にオダギリジョー、尾野真千子ら参加(CINRA.NET)

・スタジオポノックが“短編劇場”プロジェクト始動 第1弾「ちいさな英雄」8月24日公開へ(アニメ!アニメ!)

・オダギリジョー&尾野真千子、『ちいさな英雄-』でアニメ声優初挑戦!(SANSPO.COM)

・スタジオポノック、新作はジブリ出身監督が手掛ける短編3作!声優にオダギリジョー(Cinemacafé.net)

・「ポノック短編劇場」第1弾8・24公開 オダギリジョーらが声優
(スポニチ)

【TV報道】
いずれも、「〜ということがわかった」という程度の簡単な紹介の仕方。
・めざましテレビアクア(3月28日)
・ZIP!(3月28日)

『蘭心大劇院』(英題:SATURDAY FICTION)発表

中国系メディアでは昨年の12月頃からこの映画のことが取り上げられ、オダギリが出演することがわかっていたが、昨日記者会見が行われたことから、日本のメディアでようやくニュースになった。

・オダギリジョー&中島歩、中国の名匠ロウ・イエ監督最新作に出演!(映画.com)

・オダギリジョー&中島歩、中国の名匠ロウ・イエ監督のスパイ映画に参加へ(CinemaCafé)

・オダギリジョーと中島歩がロウ・イエの新作スパイ映画に参加、主演はコン・リー(映画ナタリー)

・オダギリジョー、コン・リーと共演!3か国合作スパイ映画で(シネマトゥデイ)

・オダギリジョー、中島歩が日中独合作スパイ映画出演(日刊スポーツ)

・制作発表!コン・リー主演、日本からオダギリジョー、中島歩が出演!1940年代「上海租界」を舞台としたスパイ映画-ロウ・イエ監督『SATURDAY FICTION』(Cinefil)

・ロウ・イエ監督新作にオダギリジョー&中島歩が出演 1940年代「上海租界」を描く(CinemaTribune)
・ロウ・イエ監督『SATURDAY FICTION』 x コン・リー主演 x オダギリジョー(映画情報どっとこむ)
・ロウ・イエ監督、新作は1940年代「上海租界」が舞台のスパイ映画!オダギリジョー、中島歩、コン・リーら出演!(Qetic)
・コン・リー、オダギリジョー、中島歩らが共演 ロウ・イエ監督最新作は中日独共同製作のスパイ映画(Real Sound)
・中国の名匠ロウ・イエ監督新作は1940年代「上海租界」を舞台としたスパイ映画!日本からオダギリジョー、中島歩が出演(TimeWarp)




『人的境遇』』付記

なんだかタイトルが錯綜してよくわからなかったのだが、整理すると、中国での映画タイトルは『兰心大剧院』(繁体では『蘭心大劇院』)で、英字タイトルは《Lyceum Theatre》ということのようだ。マルロー原作は中国語では『人的境遇』であるが、どうやら舞台となるオペラハウスの名前が映画のタイトルに決まったらしい。少なくとも中国語より英語のほうがわかりやすいので、こちらの記事を参照するとよいかも知れない。フランスのサイトでは原作のタイトルと同じ《La condition humaine》で記事が書かれている。Lyceum Theatre(ライシアム劇場)はロンドンの名高い劇場だが、イギリス人が上海に建てた劇場も同名であり、映画の舞台となるのは後者のほうだ。日本で公開されることがあるとすれば、邦題はどうなるのだろう。

『人的境遇』は完成するのか?

オダギリが中国の映画『人的境遇』に出演し、撮影に入ると香港のメディアが先日伝えた。記事のひとつに、『人的境遇』はフランスの作家アンドレ・マルローの『人間の条件』の翻案であるという解説があり、俄然興味を持っていろいろ調べてみると、この作品は、「呪われた『人間の条件』」と言われるまでに数奇な運命にあることがわかったので、それについて少し書いておきたい。ただし、情報はすべてWeb上で得たものであるため、真偽についてまではわからないことをお断りしておく。

まず、マルローの『人間の条件』と今回の監督ロウ・イエ監督の関わりについて調べると、何とすでに2008年に『人間の条件』を撮影する許可を監督が得ていたことが判明。だとすると、今回の映画は10年越しに実現することになる。しかし、どうやらストレートに決まったことではないらしい。

マルローの『人間の条件』は1933年に発表された小説で、フランスの権威ある文学賞ゴンクール賞を受賞している。何十年間にもわたって多くの監督が映画化を企画したがいずれも成功していない。初期には、アンリ・ヴェルヌイユ、コスタ=ガヴラスといったフランスで活躍する映画監督の名前やロシアのエイゼンシュテインも映画化を目論んだ人として名前が挙がっている。

マイケル・チミノ(アメリカの映画監督・脚本家)はこの映画化が生涯の夢であると公言するほど熱心で、90年代には最初の脚本を書き上げたそうである。そして2001年に中国政府から撮影許可がおりたという。その際の企画には、キャストにジョニー・デップ、ダニエル・デイ・ルイス、ジョン・マルコヴィッチ、アラン・ドロンと、まあ錚々たると言っても足りないくらいの名前が挙げられていた。チミノの後には、映画化を目論んだ監督として、ジャン=ピエール・メルヴィルやベルトルッチの名前も見られる(参考:BIBLIOBSの2016年12月の記事)。この記事には Verrons-nous un jour «la Condition humaine» porté à l'écran? (私たちはいつの日か『人間の条件』がスクリーンにかかるのを見られるだろうか?)という言葉が書かれている。

チミノの企画は頓挫し(経緯は不明)、数年後にロウ・イエ監督が映画化するのではという噂が流れた。2009年にはロウ・イエが目下『人間の条件』の映画化に取り組んでいると報じられる(出典:PREMIERE の2009年5月の記事)。ロウ・イエは2006年に中国から5年間国内での映画製作禁止を命令された経緯があって、映画界では注目の存在だった。ところが、2013年の3月にチミノがついに撮影を始めることになったと発表する。一度読んだ記事が見つからないのだが、確か撮入して数日で計画が頓挫したのではなかったか?(経緯は不明)

一方同じ2013年にフランスのフレデリック・ミッテラン(映画プロデユーサー、監督)が同作を撮ることになるという記事も出た(出典:ActuaLitté 2013年11月の記事)。この時点でミッテランは「1年半かけて撮る予定だが、まだ中国ロケの許可が微妙だ」という言い方をしている。

なぜミッテランの計画が失敗したかは、これもまたわからないが、長年映画化を夢見て奮闘してきたチミノが2016年に亡くなったことから、ロウ・イエ監督の企画がスタート出来たのかも知れない。少なくともロウ・イエ監督なら、中国国内ロケに関して、ヨーロッパの監督たちよりは有利であろうから、撮影はうまく行くだろうか。

こういった経緯を読むと、作品が完成すれば、映画界としては大ニュースになることが予想される。そういう作品にオダギリがキャスティングされたことは、震えがきてもよいことかも知れない。今度こそ完成することを切に祈ろう。
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